第五回多次元演奏会

大変お久しぶりです。ドラムの秋田(旧ブログ:賀茂川コナン)です。

2周遅れくらいでブログを WordPress にしたのに、肝心の更新が大変滞ってしまい恐縮の限りです。

まず、最近のマイブームを紹介します。

Multi-Dimensional (多次元)仲間であるところの Hiatus Kaiyote (ハイエイタス・カイヨーテ)。[ Google 検索結果↓]

会ったこともメールしたこともありませんが、 Multi-Dimensional を標榜するもの同士、きっと通じるところがあると思います。

 

かっこいい!時代が確実に多次元の方へ向かっているのを感じますね。

どうでもいいことですが、アルバム “CHOOSE YOUR WEAPON”  (2015)のジャケットが、文字のフォントも相まって往年の名作『ロックマンX』(初代)に登場する「スパーク・マンドリラー」というキャラクターを髣髴とさせます。

閑話休題。

Twitter 等では告知いたしましたが、来年2018年1月21日(日)の午後に京都は川端丸太町、老舗 CLUB METRO (クラブメトロ)にて第五回多次元演奏会を開催する運びとなりました。

第五回多次元演奏会フライヤー:クリックで裏面も表示。

第一回多次元演奏会は2012年9月13日(木)@京都大宮 BlueEyes にて、その後あっという間にメジャーシーンにデビューなさった Cö Shu Nie (コシュニエ)との2マンイベントでした。

あれから5年半。

われらが多次元演奏会は和太鼓ユニット我龍や社会人落語家銀杏亭魚折といった多彩な出演者の方々に恵まれ、すくすくと成長して参りました。今回ついに縁起の良い「」をカウントすることができ、感慨もひとしおです。これもひとえに皆さまのご声援・ご来場あってのことです。本当にありがとうございます。

ここで、今回のイベントの概要を説明します。

「聴覚空間と視覚空間の多次元的相互作用に関する試み」と不遜にも題したように、今回は視覚が重要な役割を果たします。

出演者は書家 福田匠吾KSMT × サスカッチ鴨川ハルモニカそして融解建築。おそらくはライブハウスで一堂に会することのまずないと思われる出演者陣を揃えました。

そもそものきっかけは融解建築のロゴを一新するさい、揮毫をお願いした福田匠吾氏との打ち合わせの中で「何か一緒にやりたいですね」と話が弾んだことでした。主に現代書のフィールドで活躍する氏も、根底の部分にあったのは古典への敬慕でした。書道仲間と飲んで酔っ払った状態のまま皆で半紙と硯を揃えて臨書に興じたことなど、さまざまなエピソードも伺いました。

出来上がった作品を見ると静止した空間芸術のように感じられる書道ですが、その過程では制御された筋肉の運動、調合された墨液の挙動、そしてそれらを伝える筆の躍動といった、さまざまな動きが絡み合う、「ライブ」にふさわしい時間芸術としての側面もあります。

„Architektur ist erstarrte Musik.” — Friedrich W. J. Schelling

「建築は凝固した音楽である。」…シェリング

まさに、融解建築の名前の由来であるこの言葉を思い出します。

福田匠吾さんの最近の作品。現在、「京都場」というギャラリーにて展覧会を開いてらっしゃいます。

「古典と現代」という通底する問題意識を共有し、偶然か必然か京都で出会った融解建築と書家 福田匠吾の組み合わせは、どんなステージになるのか。われわれ自身楽しみでなりません。

(つづく?)

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