ある友人が繰り返し言うには、「ビジネスの理想形は式年遷宮」なのだと。
特に目立った傷みや故障がなくとも、とにかく定期的かつ計量可能な役務が小さくない規模で生成され続けるだけでなく、宗教という永続性を担保する強固な後ろ盾までも持っており、一種の永久機関のような構造になっているのだと。必要は自然に生じるものとは限らず、必要を能動的に作り出す世界もある、云々…。
もちろん、か細い葦のごとき個人のレベルでそんな豪壮な装置を作り上げることは難しく、せいぜいその断片をすくい取ってあやかろうとするカーゴカルト的模倣が関の山なのです。
何の話かというと、ハイハットシンバルを新しくしました。
特に前使っていたものが傷んだとかましてや割れたということではなく、不満があったということでもないのですが、「常若の思想」を表層的にでも取り入れて新しい楽器を時折導入することは耳や身体に新鮮な感覚を絶やさない意義があるのではないかと考えています。
これは私のささやかな式年遷宮です。
少々強引でした。5月25日のイベント「キツネの嫁入りpresentsスキマ産業vol.51 〜henrytennisレコ発編〜」では新しいハイハットシンバルを携えて秋田が復帰いたします。 これだけ錚々たる顔ぶれの揃う濃密なイベントでわざわざハイハットの音に注意を払うような奇特な方はほぼおられないでしょうが、どうぞご来場の上ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。
それにしても「vol.51」とはすごいですね。頭が下がります。これもひとつの式年遷宮…。
イベント詳細
2019.5.25. [Sat] Kyoto Growly
Act:
VJ : nyankee
FOOD : カレー研究所(sumiごはん)
Open 18:00 / Start 18:30
Adv 2500円 / Door 3000円 (+1d)
* 学割1400円
* 3人割 1400円 (3人でご来場の方は一人当たり1400円とのこと)
イベント全体に関する問い合わせは madonasi@gmail.com (キツネの嫁入りマドナシ氏)まで